2016年3月2日 星期三

[新聞] 中国紙が勇気ある習主席の風刺、メディア検閲へ反発

 中国の新聞はその魂を失い、ついに死んでしまった――。



 中国広東省の新聞、南方都市報が、1面で国家主席、習近平のメディアへの締め付けを勇気を持って批判した、として話題になっている。
 2月20日付の実際の記事の見出しは、中国の多くの新聞と共通だ。
 「(共産)党と(中国)政府が作ったメディアは(大衆に向けた)宣伝のための基地である。その姓は『(共産)党』とすべきである」
 一家の長である共産党の命令に従うのは当然だ、と言い切っている。そもそも新中国のマスコミは発足以来、「共産党の喉と舌」とされる宣伝の道具である。これを確認した形だ。
 ただし、南方都市報の1面の見出しには工夫が凝らされていた。その下に、死去した深圳の経済改革の父として有名な幹部の遺骨を海に散骨した写真を配置。「魂が海に帰る」との見出しを添えた。 上と下の文字を合わせて読むと「中国メディアの魂の死」という意味がにじむ。これは、中国のインターネット上などで即日、大きな話題になった。噂はどんどん広がり、その日の同紙の販売も好調だったという。

■5年前、劉暁波で「実績」
 南方都市報は、広東省共産党委員会の傘下にある巨大なメディアグループ、南方報業伝媒集団が発行している。実は、同紙には5年ほど前に「実績」がある。
 2010年、中国の民主活動家、劉暁波がノーベル平和賞を受賞した。だが、中国当局はこれに大反発。既に懲役刑が確定していた劉暁波の出国を認めなかった。ノルウェーでの授賞式では、彼の椅子が空席のまま。これが世界に中継された。中国の異質さが際立つ印象的な場面だった。
 南方都市報は、なんと彼の席が空席だった問題を風刺した写真を1面で掲載したのだ。写っているのは、ノーベル賞とはまったく関係のない空席の椅子と鶴。鶴の中国語の発音は「HE」であり、祝賀の「賀」の文字と同じ。つまり、劉暁波への祝賀を意味していた。
 今回の習を風刺する見出しも、当局の検閲をすり抜ける巧妙な手法を採った。共産党の監視部門が気が付いた時は既に遅かった。紙面はもう配達されており、後に回収するのは難しい。しかも回収を強行すれば、余計に目立ってしまう。これでは逆に南方都市報の宣伝になる。
 同じ南方報業伝媒集団の週刊紙、南方週末は、習がトップに就いた直後の13年の正月紙面で憲法に基づいた政治=憲政の重要性を論じようとした。しかし、習の厳しい姿勢を知る上層部が、その危うさに気が付き、書き換えを厳命。圧力を受けた編集幹部が、筆者を差し置いて勝手に記事を書き換えた。これに現場の編集者や記者が大反発。外部の活動家もデモを行うなど大事件に発展したのは記憶に新しい。
 今回、南方都市報の特異な形の報道を惹起(じゃっき)したのは、2月19日の習の主要メディア視察である。共産党機関紙の人民日報、国営の新華社通信。そして同じく国営の中国中央テレビだ。3社を一気に回るのは極めて異例だ。習は昨年末、中央軍事委員会の機関紙、解放軍報も視察している。
 中央テレビは、習がアナウンサーや職員を前にあいさつする場に大型の液晶画面を置き、こんな文字を大映しにした。
 「中央テレビの姓は(共産)党です。絶対の忠誠を誓います。(習総書記)、どうぞ検閲(視察、閲兵の意味)してください」
 これらの文言は、インターネット上で直ちに大きな議論を引き起こした。「メディアは人民の味方で、真実を伝えるのが仕事ではないのか」。様々な批判の書き込みが殺到した。しかし、これらは最終的に当局によって削除されてしまった。

■朱鎔基の言葉で習に反論
 「新浪」など中国のインターネットメディアも抵抗を試みている。元首相、朱鎔基が1998年に中央テレビを視察した際の発言をあえて報じて、習への反論をにじませた。
 朱鎔基は当時、話題だった社会問題などを扱う中央テレビの調査報道番組のファンだった。その言葉が面白い。「世論の監督が重要である」。そして集まった記者、編集者を励ました。「群衆(人民の意味)喉と舌となれ」と。型どおりの共産党の喉の舌、ではないのがミソだ。
 習政権とはまるで反対だった。今回、中央テレビは、党、すなわち総書記である習への絶対忠誠を誓ったのだから。中央テレビなど大手メディアも、反腐敗運動で幹部が軒並み摘発されている。習に逆らうことができないのは当然だった。
 では、習はなぜ今、主要メディアを視察したのか。そこには焦りもにじむ。中国にはトップの支持率の調査はない。だが、もし、それを現在、調査した場合、どういう結果になるのか。「1、2年前のような高い支持率にはならないのは明らかだ」。中国のメディア関係者の分析である。
 反腐敗運動でバッサバッサと悪徳幹部を切り捨てる正義の味方、習近平――。その好イメージから大衆人気は当初、確かに高かった。しかし、3年もやれば飽きが出てくる。
 しかも、厳しい「ぜいたく禁止令」による取り締まり、経済関係の役人のサボタージュも影響して、景気減速が著しい。一般人の生活、懐にも響きかねない情勢なのだ。これでは習に拍手ばかりを送ってはいられない。
 だからこそ習は党宣伝部を通じて官製メディアを総動員し、自らへの支持を演出する作戦に打って出た。当然、宣伝担当の政治局常務委員、劉雲山も習の主要メディア視察に付き添った。

■「習総書記と話せます」 “支持率”維持へ躍起
 習はここで一つ、パフォーマンスをしている。人民日報社で自らの肉声の録音に応じたのだ。人民日報の顧客が、スマートフォンで習の写真付き画面の通話ボタンを押すと、向こうから、習が「皆さん、こんにちは……」と話しかける。中身は、旧正月明けの元宵節を楽しんでほしい、というたわいもない挨拶だった。
 中国トップがここまでやるのだ。そもそも党内基盤が強くなかった習にとって大衆の支持は重要である。しかも、来年は、5年に1度の共産党大会がある。最高指導部の大幅入れ替えを巡る闘いが行われる。その準備は今年から始まる。政治的には極めて重要な1年だ。
 メディアの統制と利用、大衆を動員した政治運動。これは文化大革命(1966~76年)を発動した毛沢東が用いた手法でもある。習は小さな毛沢東を目指しているようにも見える。(敬称略)

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